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大阪の街でゆかたウォッチング
先日、大阪・梅田の某デパートにゆかた売場偵察に行ってきた。会社の後輩の
Kちゃんも一緒である。
その日の市場調査の(会社へ報告してきた)テーマは主に
『ゆかたシーズン本番を前にした売場の品揃えと柄いきの傾向』
だったのだけど、女性が2人、デパートの売場にいて、当初の高い志が持続する
わけがない。
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ハマ |
「Kちゃん、今年の祇園祭りどんなゆかたが着たい?」 |
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K |
「私、今年は黒っぽいのにしようとおもうんですよぉ。」 |
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ハマ |
「それやったら…こんなんどう?」 |
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K |
「んー、なんかちょっとちがうかなあ…」 |
…てな具合。
ついつい“個人的お買い物感覚”で、ウインドウショッピングが始まってしまうのである。
私としては『今年は念願の”白地のゆかた”で潔く粋に!』なんて思ってたから、
「あっ、これいいんとちがう?」と手に取るゆかたは、たいがい白っぽいのだった
と思う。…思えばまったく調査になっていない。
ゆかた姿の店員さんの販売促進効果…
そんなふうに”もろ買い物客”な会話をしてると、ニコニコ顔の店員さんが声を掛けてくる。
その時ちょうど「これかっこよくない?」と私が手にしていた白地のゆかたを見て、
ゆかた姿の店員さんが近づいてきた。
(店員)「それ、私が今着てるのと一緒なんですけど、雰囲気いいでしょー。」
…見れば確かに同じもの 。
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ハマ |
「…やっぱり今年は白ですよね。」 |
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K |
「…帯の結び方なんかも凝ってて着慣れてる、って感じ。 」 |
などと、ひとしきりやり取りしてその場を離れたのだが、その後、Kちゃんが
“ぼそっ”と一言。
「さっきのゆかた、着てるの見るとイマイチでしたよね。」
なんだ、Kちゃんもおんなじこと考えていたのか。。。
「着るとなんか”旅館の寝間着”みたいやったなぁ…」
そう、 2人ともそのゆかたを着ている本人の前ではさすがに
「寝間着みたいですよ」
とは言えなかったのである。
普段店員さんがお客にしている“ヨイショ”を心ならずもお返しするはめになるとは、
なんともトホホな瞬間であった。
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今日の調査結果 ------------------------
ゆかたって、たいがい柄が大きく、洋服にはない大胆な配色が
多いから、実際に羽織ってみないとその人に似合うかどうか
なんて絶対わからないのである。
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ほろ苦い空気のみを残してその場をあとにした、調査員2人であった。
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(ゆかたりずむ)

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